人財育成への取り組み
今治タオル工業組合社内検定
今治タオルアカデミー
実習併用型職業訓練
各種人財育成事業
タオル製造技術
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当組合の社内検定は
厚生労働大臣の認定を
取得しています。社内検定の名称 今治タオル工業組合社内検定 認定社内検定の対象職種 タオル製造(製織)、タオル製造(整経) 認定年月 2011年11月
(※2018年にタオル製造(整経)追加)※ 社内検定認定制度とは ※
社内検定認定制度を導入した経緯「今治タオル工業組合社内検定」は、今治タオルブランドの根幹を支える製造技能の評価や次世代への技能継承を目的としています。 今治タオルのブランディングが始まる前は、今治産地は苦しい時代にあり、産地メーカーには人財を育成する余裕がなく、従業員の採用もできませんでした。しかし、「今治タオル」ブランディングプロジェクトが成功を収める中で産地にも活力が戻り、再び人財育成に力を入れる素地が整いました。産地が生き残るためには「優秀な技能者を育成しなければ」との考えから、社内検定制度を導入しました。
社内検定構築の効果・メリット社内検定を業界団体として検定事業に取り組むことで、タオル製造に必要な技能に対するメーカー間の共通認識が生まれ、産地全体の技能向上に寄与します。
社内検定導入前 - 各社ごとの技能指標
- 人財育成の資源不足
- 技能レベルの客観的評価ができていない
社内検定導入後 - 業界共通の技能指標(※タオルマイスター)
- 人財育成とブランド強化
- メーカーの垣根を越えた技能者の横連携
検定概要について対象年齢 - 製織(タオル織機を用いてタオル生地にする)
- 整経(経糸をビームに揃えて巻き付ける)
試験実績 2023年度までに計(製織13回、整経6回)
※ 2020年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の為中止しました。等級 - 1級(職務経験7年)
- 2級(職務経験2年)
受検者(累計)製織 1級
892級
84小計
173合計
207整経 1級
142級
20小計
34合格者(累計)製織 1級
252級
35小計
60合計
78整経 1級
72級
11小計
18社内検定認定制度活用事例はこちら
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“技能系”と“感性・デザイン系”の講座を通じて、
ブランドを担う人財を育成「今治タオルアカデミー」は、今治タオル工業組合に所属する今治タオルメーカーの経営者および従業員を対象に、タオル作りに関する技能、感性やデザイン性の習得を目的とした講義と実践を組み合わせた講座です。
「今治タオルアカデミー」の目的これからの今治産地のものづくりを支える人財育成の場。
海外製品や他産地との差別化によるブランド力の向上や審美眼と感性を磨くことによる美意識の醸成を目指します。「今治タオルアカデミー(技能系)」概要「今治タオルアカデミー(技能系)」では、タオル製造の基礎・基本を徹底して学ぶSilverコース(初級)、各工程の専門領域を学ぶGoldコース(中級)、 タオル製造全般について俯瞰した視点で技能を探求するPlatinumコース(上級)を用意し、それぞれのコースに応じて講義、実機による実習、専門工場見学などの講座を提供します。
受講者自身が各メーカーで担当している職種以外の領域についても経験するため、普段は使用しない実機を使った講義や、トライ&エラーを行える設備の用意など、切磋琢磨できる環境を提供します。
講師として、タオルマイスター(タオル製造技能者の最高峰)や今治タオル技能士会、専門会社等が登壇し、タオルに関する現場で使える、活きた技能を提供します。(ターゲットとクラス)
「今治タオルアカデミー(感性系)」概要今治タオルアカデミー(感性系)は、今治タオルのブランド力の維持・向上のため、これからの産地を支える感性豊かな人財育成を目的とします。各メーカーにおいては、豊かな創造力のある人財を育成することは、オリジナリティに磨きをかけた企画力、提案力を実現していくことに繋げていくことができます。一流講師陣による講義および作品に触れ、自らの美意識・審美眼を養い、その気づきを能動的にアウトプットできる人財の養成を目指します。
(身につけるスキル)
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実習併用型職業訓練(実践型人財養成システム)とは
企業が主体となって、教育訓練機関(技術専門校など)でのOFF-JT(座学)とOJT(企業内実習)を組み合わせて行う実習併用型職業訓練で、厚生労働省が現場の戦力となる人財を育成するために、改正職業能力開発促進法により新しい訓練システムとして位置づけているもので、企業における雇用関係の下で行われます。
タオル業界は2008年に厚生労働省の認定を受けており、制度上の訓練期間は6ヶ月~2年となっていますが、タオル業界の場合は1年です。
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子どもたちや若手社員などに
質の高い教育を提供し、
次世代を育成するための
取り組みを行っています高度技術者研修会タオル製造は様々な工程で成り立ちますが、企業内OJTでは従事職種の専門性を高めることが主です。本研修会では、タオル製造に関する技能・知識を向上したい組合員の経営者や従業員を対象に「染色」「織物組織」「織機」「ジャカード機」「整経機」「電気工学(基礎)」「安全衛生」等を講習します。開催は年5回、講師は、産地の技能者で組織する今治タオル技能士会や愛媛県産業技術研究所 繊維産業技術センター、専門業者等が務めます。
ヘム縫い養成講習タオル製造に欠かすことのできない重要な「ヘム縫い」(縫製)工程の人材育成のため、愛媛県愛媛中央産業技術専門校の協力を得て「ヘム縫い養成講習」を展開しています。工業用ミシンを使用した実践的な訓練を行い、業務で求められる基本的なミシン操作を学びます。組合員を対象とするほか、ヘム縫い業務に従事する予定の方にも参加いただいています。
IT活用力セミナー組合員の経営者や従業員を対象に、生産性向上やビジネスチャンスの創出・拡大のためのIT技術習得を目的とするセミナーを実施しています。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 愛媛職業能力開発促進センター協力のもと、受講者の能力に合わせた基礎的なIT知識・スキルアップを図っています。
2021年度開催:1回
2022年度開催:4回(予定)小中学生タオルデザイン展1996年より毎年開催されている「小中学生タオルデザイン展」。この活動は、次代を担う子どもたちに、地元タオル産業への理解と関心を持ってもらうとともに、テキスタイルデザインに対する意識啓発を目的としたものです。
綿をそだててみようキャンペーンタオル産地今治のPR運動として、今治市教育委員会やKBツヅキ株式会社などの協力を得て、2007年より子どもたちと「綿をそだててみよう」体験を実施しています。
タオルソムリエ資格試験タオルにはどんな種類があるのか。何が違うのか。どのように使い分けたらいいのか。お客様が本当に必要としているタオルを理解し、選ぶことのできる専門アドバイザーを育成するため、2007年からタオルソムリエ資格試験を今治商工会議所との共催で実施しています。
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